ときどき現実とは少し違う時間が流れているように感じる場所があります。
雨上がりの葉が光を受けて、
一枚一枚、静かにきらめいている。
足元には小さな水の音がして、
苔むした岩のあいだを、澄んだ流れがゆっくり進んでいく。
その森の奥で、
青い浴衣を着た和風エルフが、そっと手を伸ばしていました。
指先の少し先には、
一羽の青い鳥。
派手に鳴くわけでもなく、
翼を大きく広げるわけでもなく、
ただ静かに枝の上にとまっています。
けれど、その小さな姿には、
見ているだけで心がやわらかくなるような不思議な力があります。
森を包む緑の紅葉。
霧の中に差し込む朝の光。
水滴をまとった葉の透明感。
そのすべてが、青い鳥をそっと守っているようにも見えました。
幸せというものは、
大きな音を立ててやってくるものではなく、
こんなふうに静かな場所で、
ふと目の前に現れるものなのかもしれません。
手を伸ばせば届きそうで、
でも、無理に触れようとはしない。
その距離感が、この絵のやさしさになっている気がします。
緑の世界の中で、
青い浴衣と青い鳥だけが、静かに美しく浮かび上がる。
まるで、森がひとつの物語をそっと開いてくれたような一枚です。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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