真っ白な世界の中に、
ぽつんと一人、静かに佇んでいる存在がいました。
何もないはずの空間なのに、
その場所だけは、確かに「何か」が満ちているように見えます。
背中から広がる光は、羽というよりも、
感情や記憶がそのまま形になったような不思議なもの。
近づけば触れられそうなのに、
どこか「触れてはいけない」と感じてしまう距離感があります。
その理由はきっと、
この存在があまりにも静かで、あまりにも強いから。
叫ぶでもなく、暴れるでもなく、
ただそこにいるだけで伝わってくる圧倒的な力。
それは、
誰にも見せずに抱えてきたものの重さなのかもしれません。
光はやさしいはずなのに、
なぜか少しだけ孤独に見える。
きっとそれは、
強さと引き換えに手放してきたものがあるから。
それでもこの存在は、
何も語らず、ただ静かにそこにいる。
だからこそ思うのです。
本当に強いものは、
きっと、こんなふうに静かなんだろうなと。
0 件のコメント:
コメントを投稿