もしも商売繁盛を願う気持ちに、
ちゃんと姿があったとしたら、
たぶんこんな巫女さんになるのかもしれません。
にぎやかな飾りがたくさんついた熊手の前に立って、
白い袖をやさしく揺らしながら、
こちらを見て少しだけ笑ってくれる。
その笑顔は、
「大丈夫ですよ」と言ってくれているようでもあり、
「きっといい流れが来ますよ」と
そっと背中を押してくれているようでもありました。
商売繁盛という言葉は、
文字にすると少しかたく見えます。
でも本当はきっと、
もっと人の願いに近いものなのだと思います。
今日も無事に終わりますように。
がんばったぶんだけ、
少しでもいいことがありますように。
来てくれた人が笑顔で帰ってくれますように。
そういう小さな願いを、
毎日少しずつ集めた先に、
商売繁盛という言葉があるのかもしれません。
だからこの巫女さんも、
ただ豪華な熊手の前に立っているだけではなくて、
そこに集まったたくさんの願いを、
そっと整えてくれているように見えました。
手に持ったおおぬさが揺れるたびに、
空気の中に光がほどけて、
見えないはずの祈りまで舞い上がっていくような気がします。
福というのは、
どこか遠くから急に落ちてくるものではなくて、
こうして人が願ったり、
誰かの幸せを思ったりする場所に、
静かに集まってくるものなのかもしれません。
もしそうだとしたら、
この巫女さんのまわりに光が多いのも、
少しわかる気がします。
やさしい笑顔のまわりには、
やさしいものが集まる。
あたたかい願いのあるところには、
あたたかい流れが生まれる。
そんな当たり前のことを、
この一枚はとてもきれいに見せてくれている気がしました。
豪華な熊手はたしかに目を引きます。
でも本当に心に残るのは、
その前でやわらかく笑っている巫女さんの表情なのかもしれません。
きっと福を呼ぶというのは、
派手なものを集めることだけではなくて、
見た人の気持ちを少し明るくすることでもあるのでしょう。
この巫女さんを見ていると、
まだ何も起きていなくても、
なんとなく良いことがありそうな気がしてきます。
そう思えた時点で、
もう少しだけ福は近くに来ているのかもしれません。
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ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
気になるものがあれば、
そっとのぞいてみてください。
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