2026年3月5日木曜日
森で出会ったエルフ美女と、ちょっと不思議な会話
ある日のこと。
森の中をのんびり歩いていると、木漏れ日の向こうにとんでもない美女が立っていた。
しかも、耳が少し長い。
どう見てもエルフである。
「こんにちは」
そう言って彼女は、太陽みたいな笑顔で笑った。
正直に言う。
人間の自分は、その瞬間、思考が3秒くらい止まった。
「どうしました?そんなに驚いた顔をして」
いや、そりゃ驚くでしょう。
森を歩いていたら、絵画みたいなエルフ美女が笑っているのだから。
「もしかして…エルフですか?」
恐る恐る聞くと、彼女はクスっと笑った。
「ええ、そうですよ。そんなに珍しいですか?」
珍しいどころではない。
人生で初めて見るレベルである。
「人間の世界では、エルフは物語の中の存在なんです」
そう言うと、彼女は少し驚いた顔をした。
「まあ、そうなんですね。
でも、あなたもなかなか面白い顔をしていますよ」
え、面白い顔?
「ずっと『信じられない』って顔で私を見てます」
そりゃそうだ。
森でこんな美女に会ったら、誰だって信じられない。
すると彼女は、楽しそうに笑いながら言った。
「人間って、本当に表情が豊かですね」
そして少し首をかしげて聞いてきた。
「ところで…人間の世界では、こういう時どうするんですか?」
「どうする、とは?」
「森で、見知らぬ美人のエルフに出会った時です」
……そんなマニュアル、聞いたことがない。
しばらく考えて、正直に答えた。
「たぶん…とりあえず話しかけます」
すると彼女は、またクスっと笑った。
「それなら大成功ですね。もう話していますから」
その日、森で出会ったエルフ美女は、
人間の世界よりもずっと自然に笑う人だった。
そして私は思った。
もしまた森に来ることがあったら…
少しくらい、エルフに会える期待をしてしまうかもしれない。🌿
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