教室の前に立っている先生は、にこやかな笑顔を浮かべていました。
なんとなくこちらも声をかけてみたくなります。
「先生って、いつもそんなに楽しそうに授業してるんですか?」
そう聞くと、先生は少し考えてから優しく笑いました。
「うーん、楽しい時もありますし、大変な時もありますよ。でも、生徒が『わかった!』って顔をする瞬間があるんです。」
「その瞬間を見ると、やっぱりこの仕事いいなって思うんです。」
なるほど、と思いました。
「でも先生、毎日こんなに元気でいられるのはすごいですね。」
そう言うと、先生は少し照れたように笑って、こう言いました。
「実は、私も生徒から元気をもらってるんですよ。」
教室の後ろでは、生徒たちが静かにノートを取っています。
その光景を見ながら先生はまた穏やかに微笑みました。
「学校って、不思議な場所なんです。教えているつもりでも、実は私のほうが学んでいることも多いんですよ。」
そんな話を聞いていると、
この先生のクラスが人気なのも、なんとなく分かる気がしました。
そして最後に先生は、少し冗談っぽく言いました。
「もし時間があったら、今度はあなたも授業を受けてみます?」
思わず、こちらも笑ってしまいました。
中学校の教室には、今日もどこかあたたかい空気が流れているようでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿