2026年3月16日月曜日

少しだけ悲しそうな看護師さんと、静かな病院の午後


午後の病院は、どこか静かだった。
午前中の慌ただしさが少し落ち着いて、廊下にはゆっくりとした時間が流れている。

診察を待ちながら、ぼんやりと周りを見ていると、一人の看護師さんが立っていた。

水色の制服に聴診器。
名札の下には、いくつかのペン。

きっと忙しい仕事の途中なのだろう。

でも、その表情は少しだけ悲しそうに見えた。

もちろん、本当は違うのかもしれない。
ただ真剣に考え事をしていただけかもしれない。

それでも、その表情を見ていると、ふと思ってしまった。

看護師さんは、きっと毎日いろいろな人と出会う。
元気になって帰る人もいれば、そうでない人もいる。

嬉しい出来事ばかりではないはずだ。

「大丈夫ですか?」

もし声をかけたら、きっと看護師さんはこう答える気がする。

「はい、大丈夫ですよ。」

そして、少しだけ微笑むのだろう。

病院という場所では、患者だけではなく、働いている人たちにもいろいろな思いがある。

ふと見かけた、少しだけ悲しそうな表情。

それはもしかしたら、誰かのことを真剣に考えている顔なのかもしれない。

そう思うと、胸の奥が少しだけ温かくなった。

次に病院に来た時、その看護師さんが笑顔でいてくれたらいいな。

そんなことを、静かな待合室でふと思った。

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