仕事帰りにふらっと立ち寄ったスーパー。
野菜売り場でレタスを手に取ろうとしたとき、ふと視線を感じました。
「いらっしゃいませ。今日は新鮮なのが入ってますよ」
振り向くと、緑のエプロンをつけた店員さんがにこっと笑っています。
思わずこちらも少し照れながら返しました。
「そうなんですか?じゃあ、そのおすすめをください」
彼女は手際よくレタスを選びながら言います。
「今日はシャキシャキしてますよ。サラダにすると美味しいです」
「それは楽しみですね。料理はあまり得意じゃないんですけど…」
そう言うと、彼女はくすっと笑いました。
「大丈夫ですよ。ちぎってドレッシングかけるだけでも立派なサラダです」
なんだかその一言で、料理のハードルが少し下がった気がしました。
「それなら僕でもできそうですね」
「きっとできますよ」
そう言ってレタスを差し出す彼女の笑顔は、スーパーの明るい照明よりも少しだけ温かく見えました。
ただ買い物をしただけなのに、
帰り道が少しだけいい気分になる。
そんな小さな会話が、今日の一番の収穫だったのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿